国産米は圧倒的に量が不足状態
(コメ需給逼迫感、改善されない)
(コメ卸:年間必要量の調達メド立たない)
(コメ卸:来年の端境期までの在庫ストックできない)
(コメ卸:輸入米にシフトする実需者が増加)
12月に農水省で開催された、「米産業活性化のための意見交換」では令和6年産米の集荷・販売状況や7年産の営農計画・事前契約が報告され、今後の供給不安が指摘された。
※農林水産省資料|米をめぐる状況について(令和6年10月)
※農林水産省資料|令和6年産水稲の作付面積及び10月25日現在の予想収穫量
※農林水産省資料|令和6年産の農産物検査結果(10月31日現在)
※農林水産省資料|主食用米等の令和6/7年及び令和7/8の需給見通し(令和6年10月)
※農林水産省資料|令和5年産米の民間在庫量の減少の背景や足元の販売状況について
1等比 西日本産地の低迷鮮明
農水省は、令和6年産米の検査結果を発表した。(10/31現在)
1等比率は、全国平均で77.1%となり、前年同期と比べると15.8%高くなった。愛媛県は、1等比率27.2%となり、前年同期▲18.1%低くなった。
1等比率は、北海道91.4%、青森93.5%、岩手84.4%、山形92.7%、長野93.5%
低迷は、福岡11.6%、鹿児島25.0%、香川11.3%、高知15.0%、和歌山11.5%、他
令和6/7年及び令和7/8年の主食用米等の需給見通し (単位:万トン) | ||||
令和6/7年 | 農林水産省 | 令和7/8年 | 農林水産省 | |
1. | 令和6年6月末 民間在庫数 (A) | 153 | 令和7年6月末 民間在庫数 | 162 |
2. | 令和6年産主食用米等 生産量(B) | 683 | 令和7年産主食用米等生産量 | 683 |
3. | 令和6/7年主食用米等 供給量計(C=A+B) | 836 | 令和7/8年主食用米等供給量 | 846 |
4. | 令和6/7年主食用米等 需要量(D) | 674 | 令和7/8年主食用米等需要量 | 663 |
5. |
令和7年6月末 民間在庫量 (E=C-D) |
162 | 令和7/8年6月民間在庫量 | 182 |
「ふるい下玄米」の発生状況
令和5年産ふるい下米全国発生量=約22万トン
令和6年産ふるい下米全国発生量=約29万トン(9月25日現在)
「愛媛県産米」の令和6年産収穫量
令和6年産愛媛県産米収穫量=64,242トン(前年産2.4%減)|全国生産量683万トン
‥西条地区:5,997トン、周桑地区:8,370トン
愛媛県コメ作況指数:102「やや良」(4年連続)|地域別:東予103、南予102、中予101
このまま米価高騰が続くと、
端境期に今年のような異常事態を繰り返す危険性が高い
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