北海道米内食率=88%
令和2米穀年度(元年11~2年10月)
1970年代、北海道のお米はまずいと言われ、「ほっかいどう」にかけて「やっかいどう米」と揶揄された時代がありました。売れない割に量だけは穫れるため「やっかいどう米」と言われました。
昭和54(1979)年、北海道米は全国でも最低ランクのお米と評価されていました。そのため、1980年から北海道が優良米の早期開発に着手し、昭和63(1988)年に北海道米のイメージを大きく変えるきっかけとなった品種「きらら398」が誕生しました。(上川農業試験場)
この流れが後年の「ほしのゆめ」「ななつぼし」の登場に繋がりました。
この3種はそれぞれ特徴があり、
「きらり397」は、 粒が硬めのタイプ。(北海道米に革命をもたらす)
「ほしのゆめ」は、 味を主張過ぎないタイプ。
「ななつぼし」は、 粘りや甘味のバランスが絶妙で、冷めても美味しいと評判です。
とりわけ、「ななつぼし」は、平成22(2010)年に北海道では初の米の食味ランキング(穀検発表)【特A】の評価を獲得。他府県のブランドに引けを取らない質であることを証明しました。
そして、平成23(2011)年、やや高級路線をとった北海道米の最高峰「ゆめぴりか」がデビューしました。
しかし、最近では「北海道のお米は、美味しい」と人気が高まっています。
今でこそ美味しくなった北海道米ですが、平成8年には北海道民が北海道のお米を食べる道内食率は37%でしたが、令和2年には88%まで上昇しました。
北海道のコメ消費量(玄米)は295,124tです。北海道米以外の府県米消費量は35,790tなので、北海道での北海道米の消費量は259,334tとなります。よって、北海道内食率が88%です。
※資料|令和2米穀年度における北海道米の道内食率について(北海道農政部)
※資料|北海道米の歴史 北海道米LOVE
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