大正時代に富山県の海岸部(魚津市)で発生した「米騒動」で活躍した女性たちの姿を痛快に描いた。1918年(大正7年)8月、富山の海岸に暮らすおかか(女房)たちは、毎日上がるコメの価格に頭を悩ませていた。夫や育ち盛りの子どもたちにコメを食べさせたくても高くて買えない現状に困ったおかかたちは、コメを安く売ってくれと米屋に嘆願に行くが失敗し、おかかたちのリーダーであるおばばが逮捕されてしまう。おかかたちの願いもむなしく、コメの価格高騰はとどまることを知らなかった。そんな中、ある事故をきっかけに、我慢の限界を迎えたおかかたちがついに行動に出る。
※1918 米騒動‥1918年(大正7年)7月下旬から9月にかけて、富山県魚津町を中心にして参加者70万人を超える全国規模の民衆暴動へ発展した事件。政府は軍隊や警察を出動させてこの騒動を静めたことから、この時の寺内正毅内閣は責任を取って総辞職した。
コメントをお書きください