令和元年産米の生産量は、
作況指数 99 (平年並み)
となり、予想収穫量は、727万トン 見通し。
北海道、東北及び北陸では、全もみ数が平年以上に確保され、登熟も順調に推移し作柄は平年以上になった。
その他の地域では、7月上中旬の低温・日照不足の影響で全もみ数がやや少ない地域があることに加え、登熟も8月中下旬の日照不足、その後の台風による潮風害などやウンカなど病害虫の影響があったことから作柄が平年を下回る地域が多い。
佐賀県産の作況指数「58」(不良)全国最低
秋田県産の作況指数「106」(良)
新潟県産の作況指数「100」(平年並み)
愛媛県産の作況指数「94」(不良)
8月中下旬の日照不足と9月中旬以降の高温、南予を中心としたトビイロウンカの被害拡大の影響を受けた。
●東予地区「95」(やや不良)
●中予地区「95」(やや不良)
●南予地区「91」(不良)
愛媛県の収穫量は、6万3900トン(前年産比8%減)
参考資料:
「米に関するマンスリーレポート」(令和元年12月号)
「日本の在来稲とその現状」(2019年12月)
道府県 | 今年収穫量 | 前年収穫量 | 前年度差 | 作況指数 |
全 国 | 7,261,000 | 7,327,000 | ▲66,000 | 99 |
北海道 | 553,900 | 489,600 | 64,300 | 104 |
青 森 | 245,800 | 236,000 | 9,800 | 106 |
秋 田 | 449,400 | 420,000 | 29,400 | 104 |
山 形 | 356,800 | 327,100 | 29,700 | 105 |
新 潟 | 578,900 | 556,000 | 22,900 | 100 |
愛 媛 | 63,500 | 69,200 | ▲5,700 | 94 |
福 岡 | 156,000 | 180,800 | ▲24,200 | 91 |
愛媛県の令和元年産収穫量は、63,500tとなり前年と比較して
▲5,700tの減少となるが、愛媛県の全収穫量は、北海道の前年比較収穫量増加分の64,300tより少なく、全国の令和元年産収穫量の減少分▲66,000tに匹敵する。
つまり、
北海道の豊作による収穫量増加数量は、愛媛県の全収穫量より多く、全国の収穫量減少分に匹敵し、西日本で不作でも北海道・東北が豊作なら需給バランスに影響が出ない。
参考資料は、こちらから。
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