「水素社会の実現」
新規事業分野の拡大
株式会社レクザム(大阪市:資本金4,880万円)は、西条市福武のパナソニックヘルスケア㈱“旧松下寿電子工業㈱”が保有していた西条工場跡地を買収しました。(2016.7.15 調印)
レクザムは、高松市の香川工場を中心に電子機器や半導体製造装置等の開発・設計・製造・販売を行っています。
西条新工場 家庭用燃料電池製造/水素エネルギー事業構築
新規事業分野拡大に向けて工場の設備導入(数十億円規模)を完了し、地元愛媛県及び西条市・新居浜市の自治体や企業、研究開発の進んでいる大学とも連携し産学官一体となって水素サプライチェーン構築に向け、先ずは定置用燃料電池周辺ビジネスの構築を目指します。ここを「環境エコパークトリー」として新規雇用数十人程度から操業を開始し、将来的には200人規模で、既存と新規事業全体で100億円以上の売り上げを目指す計画です。
※株式会社レクザム(設立時期:昭和35年1月、資本金:4,880万円、従業員:1,050人)
※西条工場の延べ床面積:8万6400平方メートル (約26,000坪)、
用地:11万3500平方メートル(約35,000坪)
(参考記事)
日本政府は、2014年に定めた「エネルギー基本計画」の中で、新たな二次エネルギー源として水素を活用する方針を定めました。また社会全体として、再生可能エネルギーの普及やCO2排出量の削減といった大きなパラダイムシフトが起こっている中、水素・燃料電池技術の利用価値は今後ますます重要度が増してきます。
そのような状況下、既に実用化が開始された燃料電池自動車や普及拡大が急速に進んでいる定置用燃料電池エネファーム等の、水素社会実現に向けた動きが活発化しています。
事業拠点となる西条市は、「水の都」と言われるほど水資源が豊富な都市であるとともに、我が国初の「太陽光発電試験プラント(昭和56年稼働)」を立地するなど過去から省エネルギー・新エネルギーへの積極的な取り組みが行われてきた地域でもあります。特筆すべきは、これら取り組みの柱として、水素エネルギー活用に向けた時代を先取った研究開発が行われた地であることから積極的な誘致活動もあり、西条市のノウハウ、立地条件、環境特性を活かした環境エコビジネスの集積工場を目指し事業拡大を図ります。
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