春の味覚「 竹の子 」
春はすぐそこ ❢
春の「旬」と言えば、たけのこ(筍、竹の子)。竹の子の一番美味しい季節となりました。この時期に食べなければもったいない。
竹の子を選ぶときは、毛のつやが良く根のボツボツが均等で、穂先があまり緑色でなく小ぶりの物が、まだ地上に顔を出していない物で、身が柔らかく灰汁(アク)が少ないです。
竹の子は、食物繊維をたっぷり含み、コレステロールの吸収を防ぎ、腸内環境を整えてくれたり、便秘の予防や改善にも効果があると言われています。
★【筍(たけのこ)と言う字の由来】
筍は春の旬(しゅん)の代名詞みたいになっていますが、読んで字のごとく竹冠に旬と書いて「たけのこ」と読ませます。その由来は、タケノコは成長が速く、約10日間(一旬)で、竹に成長するので、そこから来たと言われています。
★【筍(たけのこ)の 灰汁(アク)抜き】
新鮮なたけのこは生でも食べられます。しかし、お店で買ったものは収穫から時間がたっているので、アク抜きが必要です。たけのは、時間とともにえぐみが強くなり、香りが抜け、固くなってしまうので、早めにアク抜きをしましょう。
①まず、たけのこは外側の皮を2~3枚取り、あとは風味を逃がさないためと、皮の成分が竹の子を白く柔らかくさせるので皮のまま水洗いし汚れを落とします。
②次に、皮を剥がずに頭の部分(穂先)を3㎝ほど斜めに切り落とし、竹の子には中に小さな空洞があるので火が通りやすく、ゆで上がった後皮がむきやすくするため、皮の部分に縦に1本切れ目を入れ、手で少し切り口を広げゆで汁がしみこみやすくします。
③次に、大きい鍋にたけのこがかぶるぐらいのたっぷりの水と米ぬか一握りと日持ちを良くするため唐辛子(鷹の爪)1~3本程度を入れ、たけのこが浮かないように落とし蓋をして1時間ほどゆでます。お湯からゆでると、中心と外側の煮え具合に差ができ食感が悪くなるので、水の段階からゆでます。
④煮る、沸騰したら直ぐ弱火にし、30分(歯ごたえ有)~60分(柔らかめ)程度弱火で、ゆで具合を串を刺して確かめ、火を止めて蓋をしてそのまま自然に冷まします。2~4時間放置すると風味が豊かになります。
(注意:急冷しない …水道水で冷やすと風味が損なわれます。)
皮にはたけのこを柔らかくしてくれる成分が含まれているので、皮ごとゆでるのがポイント。米ぬかを入れるのは、たけのこのえぐみの成分を取るためで、米ぬかがない時は米のとぎ汁で代用します。
【料理レシピ】
NHKみんなのきょうの料理 たけのこご飯
クックパッド(cookpad) たけのこご飯
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