
毎年、日本各地のお米について、専門パネリストが食味官能試験を実施し、「米の食味ランキング」を公表している日本穀物検定協会が、平成26年産米の結果を公表しました。
基準米とおおむね同等のものを「A´」、基準米よりも特に良好なものを「特A」、良好なものを「A」、やや劣るものを「B」、劣るものを「B´」として評価しています。
昭和46年産米より全国の産地品種について食味試験を行い、今回で44回目となります。
平成26年産米は、133産地品種銘柄について食味試験を実施し、
「特A」ランク → 42点(前年38点)
「A」ランク → 70点(前年56点)
平成26年産米の食味ランキングで、愛媛県のヒノヒカリが初めて「特A」評価を獲得した。
愛媛県のヒノヒカリは、県の奨励品種の一つで東中予を中心に26年産は約3,900㌶栽培されているが、平成27年度産からは、作付けが「ヒノヒカリ」から「にこまる」に変わり、カントリーではヒノヒカリを受け入れなくなることが決まっている。
愛媛県では、「特A」ヒノヒカリがなくなり、にこまるに変わるという皮肉な構図となってしまった。
【問題点】
平成26年産米の食味ランキングを見ると、「食味の総合評価」結果において基準米よりも劣る「B(基準米よりやや劣る)」「B´(基準米より劣る)」ランクのお米が、 0(ない)点である。つまり、基準米より劣る米は1点もないと言うことは、基準米が最低ランクで本当に基準米と言えるのだろうか?
□ 米の食味ランキング 「日本穀物検定協会HP」での情報は、こちらから。
コメントをお書きください