≪ 「にこまる」が、愛媛県の奨励品種に採用された ≫
( 高温に強い新しいお米 )
愛媛県主要農作物奨励品種審査会は、2月8日に高温耐性がある水稲の中生(なかて)品種 「にこまる」 を奨励品種に採用することを承認しました。
「にこまる」は、平成17年に九州で開発され、夏場の高温に強いうえ、「コシヒカリ」並みに味がよく、一定の収量が見込まれるなど、愛媛県の気候に適しているとして「奨励品種」にするよう提案し、全会一致で「奨励品種」に決まりました。
「にこまる」は、高温年でも多収・高品質と食味の良さを実現した、新しいお米です。笑顔がこぼれるほどおいしい品種であることと、丸々とした粒張りの良さから 「にこまる」 と名付けられました。
近年、九州を初めとする西日本では温暖化の影響により、主力品種「ヒノヒカリ」(全国作付3位)では良質米の収穫が難しくなってきており、問題となっていました。そのような中、新しく誕生した「にこまる」は「ヒノヒカリ」をしのぐおいしさと品質の良さ、安定した収穫量から、新たなブランドとして注目を集めています。
ご飯の食味は、光沢が良く粘りが強く、「ヒノヒカリ」と同等かそれ以上です。長崎県産の「にこまる」が米の食味ランキング(穀物検定協会選定)で4年連続で最高ランクの「特A」評価を受け、また各地の食味コンテストでも数多く上位入賞するなど、その食味の良さは広く認められつつあります。
ヒノヒカリ並に粘りがあり、柔らかく、しかも粒が揃っていて、シッカリ炊きあがります。
[ 資料:九州沖縄農業研究センター ]
当店でも、平成24年産は試験的に数名の生産者に「にこまる」を作って頂きました。生産地域・生産者がはっきりして、特に山間部の「にこまる」は食味が良いです。現在、店頭にて販売中です。
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