西条市は、健全な水循環を実現するために、市民の共有財産としての性質を持つ地下水を
【地域公水】
と位置付け、自然環境や社会経済状況の変化に伴う地下水へのリスクを回避し、地下水の恩恵を将来に渡って享受出来るよう、市民と事業者と行政が一体となって「うちぬき文化」の継承と発展に資する管理のあり方を様々な角度から提言している。
※「うちぬき」‥鋼管を打ち込むだけで湧き上がる地下水(自噴水)「うちぬき」は、名水でしかも「美味しい水・安全な水」です。昭和60年(1985)、この「うちぬき」が環境庁(現:環境省)により「名水百選」に選定されました。「名水百選」は、清澄な水で、古くから地域住民の生活にとけ込んでいる水を再発見することを目的として選定されたものです。
※「知りたい。西条の水のこと」(西条市広報 2018.11)
※「西条市地下水保全管理計画の概要」(西条市 2017.8.9)
※「西条平野における持続的な地下水利用のための加茂川伏没量について」
地下水の自噴は、難透水層に挟まれた帯水層の地下水が被圧し、その噴出エネルギーが地表面より高い場合に起こる現象です。西条平野では、これに加えて下流側も断層壁で遮断して一層被圧するため、全国でも稀な自噴地帯を形成しています。
※ 水の歴史館(西条市)
※ 西条市内の地下自噴水マップ(西条市)