ササニシキの後継品種「東北194号」
近年、生産量が激減したササニシキの魅力を復活させる注目品種
「ササニシキ」【母】の風味と、「ひとめぼれ」【父】の耐性を兼ね併せ持つ品種「東北194号」は、2001年(平成13年)6月に人口交配を行い、栽培を重ねて世代を進め、食味がササニシキに一番近いものを絞り込み、2007年(平成19年)に東北194号の試験番号が付けられ、2012年(平成24年)に品種登録されました。。
★育成:宮城県古川農業試験場(大崎市)
★特徴:「ひとめぼれ」に比べて、粘りが少なく、柔らかく「ササニシキ」に近いあっさりした食感・食味で食べ飽きないおいしさです。寿司用、おにぎり用、弁当用等の「和食」に適します。(寿司との相性が抜群!)
特に江戸前寿司店や和食業界からは、「ササニシキ」の跡を継ぐニューフェイスとして期待されています。
コシヒカリ系の食味の特性は、「粘り」。
一方、少数派のササニシキは「あっさり」した食味が特徴です。
東北194号は、炊き上がりのつやと粒の美しさが際立つ。
酢を加えるとサラサラになるので寿司飯やお茶漬けに向きます。
大崎市は、東北194号の愛称を「ささ結(むすび)」と決定。
栗原市は、東北194号の愛称を「いくよ(194)ちゃん」と決定。
※宮城県古川農業試験場‥「東北194号」
※農研機構‥「東北194号」