作況指数:10a(アール)あたりの平均収量(平年値)を100として、その年の収量を示す指数である。
作況指数における平年値とは、作物の栽培を開始する以前に、その年の気象の推移や、気象災害及び病虫害に伴う被害の発生などが平年並みになるものとみなしたうえで、最近の栽培技術の進歩の度合や作付変動等を考慮した実収量の趨勢を基にして作成された、その年に予想される10a当たり収量と定義されている。
このため、過去の数値の単純な平均値とならないことから、気象学における平年値とは異なる。
第1回:作柄概況調査(9月15日を原則)
第2回:予想収穫量調査(10月15日を原則)
第3回:収穫量(収穫期)調査(刈り取り終了後)
全国作況指数における主な記録では、
最高値:118(1955年に記録、10a当たり収量396kg)
最低値: 67(1945年に記録、10a当たり収量208kg)
平成以降の最低値: 74(1993年に記録、10a当たり収量367kg)平成の米騒動勃発!
水稲の全国作況指数の推移 | |||||
1979年 | 103 | 1994年 | 109 | 2009年 | 98 |
1980年 | 87 | 1995年 | 102 | 2010年 | 98 |
1981年 | 96 | 1996年 | 105 | 2011年 | 101 |
1982年 | 96 | 1997年 | 102 | 2012年 | 102 |
1983年 | 96 | 1998年 | 98 | 2013年 | 102 |
1984年 | 108 | 1999年 | 101 | 2014年 | 101 |
1985年 | 104 | 2000年 | 104 | 2015年 | 100 |
1986年 | 105 | 2001年 | 103 | 2016年 | 103 |
1987年 | 102 | 2002年 | 101 | 2017年 | 100 |
1988年 | 97 | 2003年 | 90 | 2018年 | 98 |
1989年 | 101 | 2004年 | 98 | 2019年 | |
1990年 | 103 | 2005年 | 101 | 2020年 | |
1991年 | 95 | 2006年 | 96 | 2021年 | |
1992年 | 101 | 2007年 | 99 | 2022年 | |
1993年 | 74 | 2008年 | 102 | 2023年 |
■ 平成30年産米の作況指数(農林水産省公表)は、コチラから。[1等米比率:80.5%|作況指数: 98]
■ 平成29年産米の作況指数(農林水産省公表)は、コチラから。[1等米比率:82.3%|作況指数:100]
■ 平成28年産米の作況指数(農林水産省公表)は、コチラから。[1等米比率:83.4%|作況指数:103]
■ 平成27年産米の作況指数(農林水産省公表)は、コチラから。[1等米比率:82.5%|作況指数:100]
■ 平成26年産米の作況指数(農林水産省公表)は、コチラから。[1等米比率:81.4%|作況指数:101]
■ 平成25年産米の作況指数(農林水産省公表)は、コチラから。[1等米比率:79.0%|作況指数:102]
■ 平成24年産米の作況指数(農林水産省公表)は、コチラから。[1等米比率:78.4%|作況指数:102]
■ 平成23年産米の作況指数(農林水産省公表)は、コチラから。[1等米比率:80.8%|作況指数:101]
■ 平成22年産米の作況指数(農林水産省公表)は、コチラから。[1等米比率:62.0%|作況指数: 98]
■ 平成21年産米の作況指数(農林水産省公表)は、コチラから。[1等米比率:85.1%|作況指数: 98]
■ 平成20年産米の作況指数(農林水産省公表)は、コチラから。[1等米比率:80.1%|作況指数:102]
■ 平成19年産米の作況指数(農林水産省公表)は、コチラから。[1等米比率:79.6%|作況指数: 99]