西条市民公園は、約3.4ヘクタールの都市公園として昭和44年に都市計画決定され、公園内には著名な建築家の故坂倉準三氏の設計による「旧西条市体育館」が建築されていました。この体育館は完成以来、地名から「鷹丸体育館」の通称で親しまれ、市民の屋内球技やイベント会場として利用されてきましたが、老朽化により平成10年に閉館しました。
当初はこの体育館をリフォームし、「(仮称)祭り会館」として整備を行う計画でしたが、(1)建物全体が老朽化していること、(2)坂倉準三氏の作品として同一性を維持しながらその保全を図ることが難しいこと、(3)補修に多額の費用を要することなどの理由から、「老朽化した旧鷹丸体育館については取り壊し、西条市民公園を再整備する」との結論に至った。
≪着工≫ 平成24年9月
≪完成≫ 平成26年2月
※西条市における中心市街地活性化への取り組みについて (平成24年11月)
※西条市総合計画 2006-2015 (平成19年3月)
※西条市中心市街地活性化基本計画 (平成20年7月)
≪西条市入札結果≫
西条市民公園改修工事 その1 8,211,000円 (石鎚建設(株))
西条市民公園改修工事 その2 8,893,500円 ((有)一色造園緑地)
西条市民公園改修工事 その3 6,835,500円 ((有)藤田農園緑地開発)
西条市民公園改修工事 その4 6,713,099円 ((株)大野組)
西条市民公園改修工事 その5 18,564,000円 ((有)大寿建設)
西条市民公園改修工事 その6 18,532,500円 ((有)木藤建設)
西条市民公園の西条児童館南側にあるこの蒸気機関車は、西条市が日本国有鉄道から恒久的に借り受けたもので十河信二氏(西条市名誉市民元市長、元国鉄総裁)の雅号にちなみ「春雷号」と名づけました。この「春雷号」は、C57型の蒸気機関車で、その姿の美しさからSLの「貴婦人」と呼ばれており、昭和13年3月30日に三菱重工神戸造船所でつくられ、昭和13年4月5日に東京局高崎機関区に配属されて以来、東京・仙台・札幌・室蘭と東北地方や北海道を走る急行列車の機関車として活躍し、昭和51年3月末に廃車になりました。
この国鉄蒸気機関車「C57.44」は、JR伊予西条駅南側広場の (仮称)四国鉄道文化南館に移される予定です。
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